作曲家中村滋延についての情報・ニュース

作品リスト_管弦楽(奏者10人以上)

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O-02
《ウインドゥ》2群の管弦楽のための
Window for two orchestras

  • 【演奏時間】13分【作曲】1975.12【初演】1976.5.24, ミュンヘン, 国立ミュンヘン音楽大学作曲科定期演奏会, ロナルド・マン(指揮), 国立ミュンヘン音楽大学管弦楽団【再演】1979.3.23, 東京, 現代の音楽展, 日比谷公会堂, 尾高忠明指揮, 東京都交響楽団
    【概要】スペースノーテーションによる音群的音楽.左右に分けられた管弦楽の間の音源移動よる一種の空間的音楽の試み.

O-03
《交響的庭園》チェロ独奏と管弦楽のための
Sinfonischer Garten for violincello and orchestra

  • 【演奏時間】10分【作曲】1976.5月【初演】1976.6, ヒルヘンバッハ, 若い作曲家のために, ヤーノシュ・ノヴァーク(チェロ),マンフレッド・トローヤン(指揮),ジーガーランド交響楽団
    【概要】管弦楽を庭園に,独奏チェロを庭園の散歩者にそれぞれ見立てて構成した.新しい記譜法による不確定性を含んだ実験的内容の音楽.

O-04
《Morgen》(室内協奏曲第1番)10人の弦楽器奏者のための
Morgen Chamber Concerto No.1 for 10 String Players

  • 【演奏時間】16分【作曲】1976【初演】1977.9.9, ヒルヴァーズム, 国際ガウデアムス音楽週間’77, エルネスト・ブール(指揮), オランダ放送室内管弦楽団【賞】1977年度国際カガウデアムス作曲コンクール入選,AVRO奨励賞(オランダ放送局連盟賞) 【再演】1979.7.6, ミデルブルク(オランダ), Festival Nieuwe Muziek(新しい音楽の祭)
    【概要】独奏の集積としての合奏曲.音色を重要な素材としたため,弦楽器の現代的特殊奏法を多用した音群的音楽.

O-05
《シュフェーレ》管弦楽のための
Sphaere for Orchestra

  • 【演奏時間】17分 【作曲】1977【初演】未初演
    【概要】図形楽譜的記譜法によって演奏者の自主的即興を誘発した音群的音楽

O-06
《アニマ》交響曲第一番
ANIMA Symphony No.1

  • 【演奏時間】17分【作曲】1978.8【初演】1979.3, 東京, 現代日本のオーケストラ音楽第3回演奏会(日本交響楽振興財団), 山田一雄(指揮), 東京交響楽団【賞】第1回日本交響楽振興財団作曲賞佳作入選
    【概要】大管弦楽編成による1楽章制の交響曲.リゲティやクセナキスの影響の下で構想した音群的音楽

O-07
《プラチナ・シンフォニエッタ》大編成フルートアンサンブルのための
Platinum Sinfonietta for Flute Orchestra

  • 【演奏時間】12【委嘱】日本フルート協会【作曲】1983【改作】2009【初演】1984.1, 大阪厚生年金会館, 日本フルート協会第4回フェステイヴァル, 小松一彦(指揮)
    【概要】現代音楽的発想よりも,演奏すること自体が楽しめる作品として作曲.1983年作曲の「コスモス」を改訂.

O-08
《ジェネシス》管弦楽のための
Genesis for Orchestra

  • 【演奏時間】16分.【作曲】1985.8【初演】1986.2, 東京, 現代の音楽展’86(日本現代音楽協会), 山田一雄(指揮), 東京フィル ハーモニー管弦楽団
    【概要】音群の性格を規定する要素として「音の運動」という概念を導入し,テンポ,リズム,音色,音域,発音数等の違いを構成の軸に据えた音楽

O-09
《ウィングス》管弦楽のための
Wings for Orchestra

  • 【演奏時間】15分【作曲】1987【初演】1987.12, 東京, オーケストラ・プロジェクト’87, 小松一彦(指揮),東京フィルハーモニー管弦楽団
    【概要】全音階的音感によって音群的音楽をつくることに挑戦した作品.

O-10
《ヤントラ》独奏打楽器奏者と吹奏楽のための
Yantra for Solo Percussionist and Wind Orchestra

  • 【演奏時間】8分【委嘱】関西創価学会吹奏楽団【作曲】1990【改作】1991【改作初演】1991.12, 東京サントリーホール, 東京現代音楽祭「吹楽」, 久保田義則 (打楽器),国分誠(指揮), 東京佼正ウィンドオーケストラ【録音】KOCD-4501/4502
    【概要】リズム構造を構成の中心に据えた作品.一楽章制の打楽器協奏曲.音楽を吹奏楽らしく豊かに響かせることを目指した作品.

O-11
《トーテム》 交響曲第二番
Totem Symphony No.2 for Orchestra

  • 【演奏時間】25分【作曲】1992.8月【初演】1994.3, 東京, 現代の音楽展’94, 渡邊一正(指揮), 新星日本交響楽団
    【概要】古典的交響曲のスタイルをあえて意識して作曲.四楽章制の交響曲.

O-12
《じしん,そして,おやくそく》児童合唱と管弦楽のための →解説  →YouTube
Jishin, soshite Oyakusoku (Earthquake, and, Appointment) for Orchestra and children’s choir

  • 【演奏時間】8分【委嘱】讀賣新聞大阪本社【作曲】1995, 【初演】 1996.1, 神戸市民会館, 阪神淡路大震災鎮魂演奏会(読売新聞社), 田中良和(指揮), 大阪センチュリー管弦楽団【録音】CRCL-5022
    【概要】阪神淡路大震災の被災者の子供たちの詩につけた合唱付きの管弦楽音楽.

O-13
《レリーフの回廊》交響曲第三番 →Youtube
Gallery of Reliefs: Symphony No.3 for Orchestra

  • 【演奏時間】20分【作曲】2002. 8【初演】2002.10, 東京芸術劇場, オーケストラ・プロジェクト2002(文化庁平成14年度芸術祭参加), 秋山和慶(指揮) 東京交響楽団
    【概要】カンボジアのアンコールワットの回廊のレリーフに霊感を得て作曲.連続して演奏される4楽章からな3管編成の交響曲.

O-14
《ラーマヤナ―愛と死》交響曲第四番  →解説  →YouTube
Ramayana, Love and Death: Symphony No.4 for Orchestra

  • 【演奏時間】20分【作曲】2006.8【初演】2006.10, 東京芸術劇場, オーケストラ・プロジェクト2006~武満徹に捧ぐ, 小鍛冶邦隆(指揮), 東京交響楽団【出版】マザーアースN1002FR【再演】2015.2, FFGホール, 九響ジャンプ!, 船橋洋一指揮, 九州交響楽団.
    【概要】ラーマヤナ物語にイメージを取った音詩.連続して演奏される5楽章からな3管編成の交響曲.

O-15
《古典的ソナタ》弦楽のための
Classical Sonata for Strings

  • 【演奏時間】:15分 【作曲】2006【初演】2008.7. ウイングまつばせ(熊本), Ensemble’ 08,吉浦勝喜(指揮)【再演】2013.6, FFGホール(福岡), 福岡の作曲家達, 永野哲(指揮)
    【概要】調性の魅力を再認識するための新たな試みとして作曲した古典的ソナタ形式による弦楽オーケストラ作品.

O-16
《ハヌマーンの変容》吹奏楽のための
Hanuman’s Metamorphosis for Wind Orchestra

  • 【演奏時間】5分【作曲】2009.5【初演】2011.10, 高槻市現代劇場, 大阪府立西大冠高校OB・OG吹奏楽団2011年度定期演奏会, 中原由布子(指揮)
    【概要】孫悟空のモデルと言われる猿の将軍ハヌマーンが変幻自在に様々な動物や人間に化ける様子に想を得て作曲.

O-17
《ランカ島への道》吹奏楽のための
The Causeway to Langka for Wind Orchestra

  • 【演奏時間】4分【作曲】2009.5(原曲は《ラプソディック序曲》1995)【初演】2010.8月, 福岡市民会館大ホール, 筑紫丘高等学校吹奏楽部第41回定期演奏会,吉浦勝喜(指揮)
    【概要】猿の将軍ハヌマーンがラーマ王子の命を受けて,困難を克服しながらランカ島へ渡る橋と道を造り,進軍していく様子に想を得て作曲.

O-18
《九大百年祝典序曲》→解説  →YouTube

Celebration Overture for Kyushu University’s 100th Anniversary

  • 【演奏時間】7分【委嘱】九州大学百周年実行委員会【作曲】2010.12【初演】2012.5, アクロス福岡シンフォニーホール, 九州大学百周年記念コンサート, 荒谷俊治(指揮), 九大フィルハーモニー・オーケストラ 【再演】2018.8, サントリーホール大ホール, 九大フィルハーモニック・オーケストラ東京特別演奏会, 鈴木優人(指揮), 九大フィルハーモニック・オーケストラ
    【概要】九州大学創立百周年記念式典のために作曲.福岡の民謡や九州大学の学生歌や応援歌を引用した2管編成の管弦楽曲.

O-19
《ポンニャカイ,セダーに化ける》弦楽のための音詩 (合奏版)
Ponhakay in the shape of Seda: Tone Poem for Strings (Strings Orchestra Version)

  • 【演奏時間】9分【作曲】2006【合奏版編曲】2011【合奏版初演】2011.7, ウェル戸畑, 響ホール室内合奏団第18回定期演奏会, 松村秀明(指揮) 【合奏版再演】2015.10.27,ももちパレス, 弦楽合奏でお届けする風の便り, 永野哲(指揮)
    【概要】カンボジア版ラーマヤナのリアムケーの中の一部をテーマにした音詩.セダー(シータ)の死骸に化けさせられたポンニャカイの悲しみに想を得て作曲.2006年作曲の同名曲の弦楽合奏編曲版

O-20
《六つの哀歌》ソプラノと管弦楽のための
Six Laments: for Soprano and Orchestra

  • 【演奏時間】15分【作曲】2011. 8【初演】2011.11, オペラシティ・コンサートホール, オーケストラ・プロジェクト2011, 持松朋世(ソプラノ), 山下一史(指揮), 東京交響楽団
    【概要】ラーマヤナ物語に想を得た作品.魔王ラーヴァナによって攫われてランカ島に幽閉されているシータが夫ラーマを思う気持ちを歌った作品。歌詞は作曲者自身による.続けて演奏される9の楽章から成る。

O-21
《聖なる旅立ち》交響曲第五番 →解説  →YouTube
The Sacred Departure: Symphony No.5 for Orchestra

  • 【演奏時間】15分【作曲】2014.8【初演】2014.12, オペラシティ・コンサートホール, オーケストラ・プロジェクト2014, 大井剛史(指揮), 東京交響楽団【再演】2016.9, アクロス福岡シンフォニーホール, 九州交響楽団第352回定期演奏会, 小泉和裕(指揮), 九州交響楽団
    【概要】ラーマヤナ物語の,特に魔王ラーヴァナのもとから救い出されて以降の不貞の疑いに苦しむシータをモチーフにした管弦楽曲.

O-22
《善と悪の果てしなき闘い,第一章》室内管弦楽のための音詩

→解説

The Eternal Battle between Good and Evil, Chapter I: Tone Poem for Chamber Orchestra

  • 【演奏時間】12分【作曲】2015【初演】2020.2.8, いずみホール,いずみシンフォニエッタ大阪第43回定期演奏会「妙趣恍然—大地の歌—」,飯森範親(指揮)
    【概要】世の中に豊穣をもたらすのは善と悪とのバランスであって、悪を駆逐することではないという、バリ島のバロンダンスに想を得た音楽(語法的にはバロンダンスとは無関係)。善と悪を明示する楽想があるわけではなく、差異の著しい楽想が時間的に隣接する様相を「善と悪の闘い」と見做して構想を発展させて作曲。

O-23
《四季のラプソディ》室内管弦楽のため
Rhapsodies on Four Seasons for Chamber Orchestra 

→解説

  • 【演奏時間】20分【作曲】2019【初演】2019.4, ミリカローデン那珂川, 九州シティフィルハーモニー室内合奏団、第一回定期演奏会、海老原光(指揮)
    【概要】「ヴィヴァルディ作曲《四季》の現代版のような曲を」という委嘱者からの要望に応えるための以下のコンセプトに基づいた作品。
    (1) 春・夏・秋・冬を象徴する4つの楽章から成る、
    (2) 表現されている季節が明確に分かる音楽、
    (3) 現代曲であっても多くの人々に親しんでもらえる音楽。
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