作曲家中村滋延についての情報・ニュース
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タグ : 現代音楽

音楽を生きる(福岡文化連盟会員誌連載 3/4)

3.見ることを取り込んだ音楽 作曲家としての特異性 今年の7月に「中村滋延・映像音響詩の世界」(図1)と題した個展が京都のLumen Galleryで催された。これは音を重視した映像アートの上映会である。私がこれまで制作 …

解説《銀河鉄道幻想》(Sopr.Cla.Pnoのための音楽)

《銀河鉄道幻想》基礎情報 トリオ・ココラヤ(太田真紀:ソプラノ、森あゆみ:クラリネット、棚田文紀:ピアノ)に委嘱によって2018年7月に作曲。8月29日(水)アクロス福岡円形ホール「トリオココラヤ コンサート」にて初演さ …

楽曲分析:ペンデレッキ《広島の犠牲者に捧げる哀歌》

1.基本情報 クシシトフ・ペンデレッキ(Kzysztof Penderecki, 1933- )は1933年ポーランド生まれの作曲家である。いわゆるトーンクラスター[注1]を用いた音群的音楽でよく知られ、現代音楽のビッグ …

楽曲分析:ウェーベルン《弦楽四重奏のための6つのバガテル》

基本情報 アントン・ウェーベルン(1883-1945)は20世紀前半に作曲活動を展開したオーストリアの作曲家。12音技法の創始者アーノルド・シェーンベルク(1874-1951)に作曲を師事し、師を含め同門の作曲家アルバン …

解説:《音響詩 寂(さび) 2018》(Audio Poem “sabi 2018”)

基本情報 この曲は1997年11月から98年1月にかけてドイツ南西部の都市カールスルーエにあるZKMで制作した《映像音響詩sabi》の音響パートに手を加え、映像なしの音響のみの作品に改作したものである。 映像音響詩とは映 …

解説:《化身》オルガンのための音詩

ES-18 《化身》オルガンのための音詩 Keshin(Reincarnations) Tone Poem for Organ 【演奏時間】15分 【委嘱】西南学院大学【作曲】2011.9【初演】2012.1, 西南学院 …

音楽を生きる(福岡文化連盟会員誌連載 2/4)

2.現代の作曲家 雑多ではなく豊かさ 前回の連載第1回目 のタイトルは「現代音楽の作曲家」だった。「現代の作曲家」という今回のタイトルとは何が違うのか。 前回は「現代音楽」という音楽ジャンルに論述の対象を限定し …

いずみシンフォニエッタ大阪第40回定期公演を聴いて

2018年2月10日(土)、いずみホールでの「いずみシンフォニエッタ大阪第40回定期公演〜幻想と衝撃の夢体験〜」を聴いた。指揮は常任指揮者の飯森範親。曲目はレスピーギ《ローマのいずみ》(室内管弦楽版/川島素晴編曲)、西村 …

解説《モニメカラ》ティンパニ、ヴァイオリン、クラリネットのための舞曲

ES-16 《モニメカラ》ティンパニとヴァイオリン,クラリネットのための舞曲 Moni Mekhala Dances for Timpani, Violin and Clarinet 【演奏時間】13分【委嘱】永野哲【作 …

この一年を振り返って、2017年(活動編)

2017年もあっという間に過ぎようとしている。自身の創作に関連する活動を中心にこの一年を振り返ってみる。 オペラ『ラーマヤナ』の作曲完成 2011年に1月に作曲途中の室内楽版を演奏会形式によって部分初演されたオペラ『ラー …

解説《輝ける聖なる鳥は天を目指す》クラリネットとピアノのためのソナタ

ES-21 《輝ける聖なる鳥は天を目指す》クラリネットとピアノのためのソナタ  The Brilliant Sacred Bird leaves for Heaven Sonata for Clarinet and Pi …

音楽を生きる(福岡文化連盟会員誌連載 1/4)

はじめに  私は2001年4月から2916年3月にかけての15年間、福岡市内の大学に勤務しながら作曲家として活動した。年齢で言えば50歳から65歳の間。「知命」(五十にして天命を知る)の歳に福岡での活動を始めた …

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