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映像音響詩《TAMEIKI》

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2011年9月のラオス旅行の折に撮影した映像素材を用いて制作。このラオス旅行はラーマヤナがラオスの芸能や造形美術にどのように表現されているかを調べるためのものであった。残念ながら興味を引く芸能との出会いは少なかったが,ラーマヤナをモチーフにした興味深い造形美術との出会いには恵まれた。ワットシェントーンでの霊柩車庫の扉の黄金のレリーフや宝物庫の壁のかわいくて色彩感豊かなモザイク,など。映像音響詩《TAMEIKI》はそうした造形美術の映像を主要モチーフにした6〜7分の映像付きのコンピュータ音楽である。タイトルのTAMEIKIは感嘆のため息であり,感嘆は心の奥の動揺である。しかし一旦制作を始めるとモチーフやタイトルとはほとんど無関係に,まさに音響と映像の時間軸上での構成に没頭してしまった。その意味では絶対映画であり,絶対音楽である。(日本学術振興会科学研究費補助金挑戦的萌芽研究課題番号22652021の一環として制作)

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