作曲家中村滋延についての情報・ニュース
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自作解説

音楽を生きる(福岡文化連盟会員誌連載 3/4)

3.見ることを取り込んだ音楽 作曲家としての特異性 今年の7月に「中村滋延・映像音響詩の世界」(図1)と題した個展が京都のLumen Galleryで催された。これは音を重視した映像アートの上映会である。私がこれまで制作 …

解説《銀河鉄道幻想》(Sopr.Cla.Pnoのための音楽)

《銀河鉄道幻想》基礎情報 トリオ・ココラヤ(太田真紀:ソプラノ、森あゆみ:クラリネット、棚田文紀:ピアノ)に委嘱によって2018年7月に作曲。8月29日(水)アクロス福岡円形ホール「トリオココラヤ コンサート」にて初演さ …

解説:《音響詩 寂(さび) 2018》(Audio Poem “sabi 2018”)

基本情報 この曲は1997年11月から98年1月にかけてドイツ南西部の都市カールスルーエにあるZKMで制作した《映像音響詩sabi》の音響パートに手を加え、映像なしの音響のみの作品に改作したものである。 映像音響詩とは映 …

解説:《化身》オルガンのための音詩

ES-18 《化身》オルガンのための音詩 Keshin(Reincarnations) Tone Poem for Organ 【演奏時間】15分 【委嘱】西南学院大学【作曲】2011.9【初演】2012.1, 西南学院 …

創作ノート:作曲作品としての映像音響詩 ー視覚と聴覚の融合ー

1.はじめに 本稿は,作曲家としての私・中村滋延が制作してきた映像アートについての論述である.論述は創作ノートというスタイルでなされる.客観的な結論を導き出すのではなく,一人の作家の創作にまつわる思いを自由に述べたもので …

音楽を生きる(福岡文化連盟会員誌連載 2/4)

2.現代の作曲家 雑多ではなく豊かさ 前回の連載第1回目 のタイトルは「現代音楽の作曲家」だった。「現代の作曲家」という今回のタイトルとは何が違うのか。 前回は「現代音楽」という音楽ジャンルに論述の対象を限定し …

解説《モニメカラ》ティンパニ、ヴァイオリン、クラリネットのための舞曲

ES-16 《モニメカラ》ティンパニとヴァイオリン,クラリネットのための舞曲 Moni Mekhala Dances for Timpani, Violin and Clarinet 【演奏時間】13分【委嘱】永野哲【作 …

この一年を振り返って、2017年(活動編)

2017年もあっという間に過ぎようとしている。自身の創作に関連する活動を中心にこの一年を振り返ってみる。 オペラ『ラーマヤナ』の作曲完成 2011年に1月に作曲途中の室内楽版を演奏会形式によって部分初演されたオペラ『ラー …

解説《Lao,Lao,Lao! 山の民の3つのダンス》

作曲年・楽器編成・演奏時間 2017年12月8日の北九州市黒崎ひびしんホールでの「音の杜—ダンス音楽の祭典」のために作曲。 楽器編成はソプラノ2名、フルート1名、バスーン1名、チェロ1名、マリンバ1名、ピアノ1名、打楽器 …

解説《ハヌマーンの愉快ないたずら》マリンバ独奏のための4つの音詩

ES-13 《ハヌマーンの愉快ないたずら》マリンバ独奏のための4つの音詩 Hanuman’s Merry Pranks Four Tone Poems for Marimba solo 【演奏時間】10【作曲】2007. …

解説《輝ける聖なる鳥は天を目指す》クラリネットとピアノのためのソナタ

ES-21 《輝ける聖なる鳥は天を目指す》クラリネットとピアノのためのソナタ  The Brilliant Sacred Bird leaves for Heaven Sonata for Clarinet and Pi …

音楽を生きる(福岡文化連盟会員誌連載 1/4)

はじめに  私は2001年4月から2916年3月にかけての15年間、福岡市内の大学に勤務しながら作曲家として活動した。年齢で言えば50歳から65歳の間。「知命」(五十にして天命を知る)の歳に福岡での活動を始めた …

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