作曲家中村滋延についての情報・ニュース
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音楽:分析、解説

でっかいポスターよりも日頃の振るまい:九響関係者への提案

九州交響楽団(以下、九響)は今年創立65年を迎える。5年前の創立60年の際には「九響ビジョン」を制定し、音楽監督として小泉和裕氏を招聘した。その結果として2015年からは定期演奏会をそれまでの年8回から9回に増やし、新た …

楽曲分析:ペンデレッキ《広島の犠牲者に捧げる哀歌》

1.基本情報 クシシトフ・ペンデレッキ(Kzysztof Penderecki, 1933- )は1933年ポーランド生まれの作曲家である。いわゆるトーンクラスター[注1]を用いた音群的音楽でよく知られ、現代音楽のビッグ …

バーンスタイン、ガーシュイン、ドビュッシー

6月22日(金)アクロス福岡シンフォニーホールでの、九州交響楽団第368回定期公演の聴きどころを紹介します。私は九響プレイベント「目からウロコ!?のクラシック講座」の担当者ですが、このブログの記事は自由に個人的な視点で書 …

楽曲分析:ウェーベルン《弦楽四重奏のための6つのバガテル》

基本情報 アントン・ウェーベルン(1883-1945)は20世紀前半に作曲活動を展開したオーストリアの作曲家。12音技法の創始者アーノルド・シェーンベルク(1874-1951)に作曲を師事し、師を含め同門の作曲家アルバン …

イーゴリ・ストラヴィンスキー《葬送の歌》作品5

九響第367回定期演奏会ではイーゴリ・ストラヴィンスキーの管弦楽曲《葬送の歌》がカーチュン・ウォンの指揮で演奏される。5月1日(火)午後2時からの九響プレイベント「目からウロコ!?のクラシック講座」では定期演奏会に向けて …

ブルックナー《交響曲第5番変ロ長調》

はじめに 4月20日(金)アクロス福岡シンフォニーホールでの九州交響楽団第366回定期公演で上演されるブルックナー《交響曲第5番変ロ長調》(ノヴァーク版)の聴きどころを紹介する。指揮は九州交響楽団音楽監督の小泉和裕氏。 …

いずみシンフォニエッタ大阪第40回定期公演を聴いて

2018年2月10日(土)、いずみホールでの「いずみシンフォニエッタ大阪第40回定期公演〜幻想と衝撃の夢体験〜」を聴いた。指揮は常任指揮者の飯森範親。曲目はレスピーギ《ローマのいずみ》(室内管弦楽版/川島素晴編曲)、西村 …

小杉武久 音楽のピクニック

芦屋市立美術館での「小杉武久 音楽のピクニック」(2017年12月9日〜2018年2月12日)を見る。会場ではエレクトロニクスを用いた小杉の極小音量のサウンドインスタレーション作品の展示の他、書籍や写真、公演ポスター・パ …

ブルガリアン・ヴォイス〜アンジェリーテ〜

音楽鑑賞ノート180127 1月27日、兵庫県立芸術文化センターKOBELCO(大ホール)にて「ブルガリアン・ヴォイス〜アンジェリーテ〜」を聴く。 ブルガリアの民族音楽としての女声コーラスは地声発声と独自の多声音楽構造で …

ワーグナー『ニーベルングの指輪』(管弦楽組曲)

2月9日(金)アクロス福岡シンフォニーホールでの九州交響楽団第365回定期公演で上演されるワーグナー/フリーヘルの『ニーベルングの指輪〜オーケストラル・アドヴェンチュア—』の聴きどころを紹介する。私は九響プレイベント「目 …

この一年を振り返って、2017年(活動編)

2017年もあっという間に過ぎようとしている。自身の創作に関連する活動を中心にこの一年を振り返ってみる。 オペラ『ラーマヤナ』の作曲完成 2011年に1月に作曲途中の室内楽版を演奏会形式によって部分初演されたオペラ『ラー …

「世界の庄内音楽ワークショップ」

2017年12月1日に日本センチュリー交響楽団の「世界の庄内音楽ワークショップ」を見学しました。 このワークショップの主催者はセンチュリーと、その練習場の所在地の豊中市(共催)。協力として大阪音楽大学が加わり、ワークショ …

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