Art Space貘における「Entrance to Sequence」展を,オープニングの1月5日に見た。早川貴泰、坂井洋右、高山穣、津田三朗の映像作品展示である。彼ら4人は九州大学大学院芸術工学研究院の学術研究員や工作工房の専任技官という立場で,作品制作を行っている。いずれもその作品は内外で評価されている。
小さいギャラリーで,1人1作品を展示していた。スペース的な制約によって画面等が小さくなりすぎていたのはちょっと残念であったが,映像作品の質自体はいずれも高い。もちろんここでいう映像とはフィルムやビデオ作品だけを意味するのではなく,作品の見せ方に映像アートとの関わりを持つインスタレーション作品を含んでいる。まさに映像表現世界の「今」を見せている。
9月にはART SPACE貘+ART SPACE貘2ndの二会場で再び展示を行うということなので,また期待したい。